真面目だけど不器用な相手役の方が好みである。

王立図書館の笑わない司書 (コバルト文庫)

王立図書館の笑わない司書 (コバルト文庫)

 悪くはない。だが物足りない。もっと苦しめ。特に相手役。あっさり解決しすぎ。ヒロインは好みではあったけど。

ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)

ハーフ・クラウン 秘め公爵といばらの輪舞 (コバルト文庫)

 予想外に好みではあった。
 男装して家を継いでいるヒロイン、というのは非常にありがちなんだが、それが「本気である」ということにかけてはおそらくかなり尖った部類。ヒロインは男装してるが実は女として相手役に惹かれてるとかそういった話もなく、あくまで友人としてありたいと願い、友人として力になろうとし、自分が色恋沙汰の当事者になる気が全くない。迫られても主観としては男同士という認識になってしまい反射的に殴るあたりもう徹底している。相手役もまた真面目で不器用だから俺様系のように嫌悪感を持つこともない。なのに甘い。バディものとラブコメのバランスが俺好み。最近の作品でと縛られて男性読者への導入にいい少女小説をを紹介しろと言われたら『おこぼれ姫と円卓の騎士』(1巻のみ)『幽霊伯爵の花嫁』(シリーズ通して)あたりと並んでくるくらいには男性読者に向いていると思う*1。で、奥付け見て『無音の哀戀歌』の人だと知る。そういや評価高いと聞いてた割に読んでない。読まねば。

KATO Nゲージ EF58 上越形 ブルー 3020-2 鉄道模型 電気機関車

KATO Nゲージ EF58 上越形 ブルー 3020-2 鉄道模型 電気機関車

 絵本模型鉄への道が着々と。最難関の2両が揃ったので、あとはジャンクなりキットなりで中間車両を調達するだけ。

*1:あくまで私の好みである