新年度始球式?

……には少し早いが。

 「『アニレオン!』を今風(エロ寄りチート寄り)にするとこうなった」の域を出ていないなあ、というのが俺の印象。『アニレオン!』も舞美のチートっぷりは半端無かったんだけど、そっちはあくまで従であって、あくまで主人公は主人公としてのつとめを果たしてたし、メタな作品だったこともあるが兄が主人公という役割はきっちり維持されてた(4巻のどんでん返しとかな)。それに比べるとやっぱり弱いし、あちこち散らかってるネタもただ散らかってるだけで、本筋に役立ってるかというと疑問。
俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)

俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長 (電撃文庫)

 これも最近たまたま調達したので並べるけれど、各社、「レーベル乱立と、このジャンル確立してから20年経って母数が増えて、結果重複チェックまわりろくに働いてませんよね?」と割と真剣に問いたい。

悪魔が来たりて恋を知る (一迅社文庫アイリス)

悪魔が来たりて恋を知る (一迅社文庫アイリス)

 いつもの小野上<食欲>作品。いつも通りに笑えるんだが、ただなー、相手役の本体がアレというのは正直萎える。