過激なBLが批判を受けたからと言って

 ヘテロもしくは百合の女性向けエロ寄り文庫を出せばいいというものでもないだろうに(偏見)。


 ……と、店頭で見かけたティアラ文庫
 裏表紙の想定見た瞬間に「警報ーーーー!!!」な感じの装丁になっていて、「父なるラピス文庫のエクスカリバーが母なる美少女文庫サムライガールをおぞましくも名状しがたき近親相姦の末に孕ませた結果生まれた文庫」(←まだアーカムから帰ってきてないどころか現在夢の国に行っているらしい)としか思えなかったのだが。パラ見したところ百合モノでも指入れてたし。
 などと思っていたら直球ドエロというものでもないらしい。


 以前「ラノベは常にモテモテなのか」とかそんな話の時に捕捉してくださったところだと思うのですが……。

ティアラ文庫先行販売を入手したのでさっそく読みました
http://www.stellaworks.info/blog/2009/05/tiara_bunko.html


 5作品のうち3作品は、「これって別に朝チュンでも問題なかったんじゃないかな?」と思ってしまいました。もちろん性交渉シーンはきちんと(?)描写しているのですが、体の結びつきよりも心の結びつきの方が重要視されているからでもあるし、私がエロさを感じなかったからでもあります。ただし、どの作品も挿絵に「男女が裸で絡んでる」ものがありますので、公共の場で読むのは危険です。

私が「これはエロイなあ」と思ったのは『ヴァンパイアプリンセス』。がっつりエロエロです。『愛百合女学院へようこそ♥』はエロ描写に意味があるタイプ。


 要するに「愛し合ってるなら性交渉あるよね? ごまかさないでちゃんと書くよ」というレーベルであって、1冊を除きエロ目的に読むものではありません。


 ……だったらエロ全面に出さなくても、というか美少女文庫そのままの裏表紙はやめた方が良かったんじゃ……。
 しかし個人的には今後「このレーベルは修羅場スキー的には期待できるのか否か」ということの方が気になる。「こまけぇことはいいんだよ! さっさと突撃しろよ!」と脳内のやる夫がほざいているので近いうち突撃しますかね。