どうやら

 どうやら俺は傍目にはヒキコモリ廃人のように見えるらしい。
 まあ20歳過ぎてイベント初参加だったし、「外向きのオタ」に転向して10年経ってないから、仕方ないと言えば仕方ない。
 「彼女とか欲しいと思わないの?」と問われても、既にそういう意思が欠落しているしなあ。


 で、そんなことを言われながらも雑談していたのだが、改めて考えると俺がどっぷりはまったラノベって結構な確率で高校時代の後輩女子が薦めてきたものだと気付く。中学時代にさよなら三次元した割に、高校時代俺を泥沼に引きずり込んだものに三次元女子が起点だったものが散見されるのは皮肉というか何というか。