2009-01-10 基本コメディ/ユーモアミステリ派。 日記 平台がおまちかね (創元クライム・クラブ)作者: 大崎梢出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2008/06メディア: 単行本 クリック: 14回この商品を含むブログ (56件) を見る 辻真先とか読みふけった人間なのでユーモアミステリはわりと好きである。 しかし短篇で人死にのでない疑似ミステリとなるとなぜか脳裏をよぎるのが「六とん」だったり。 『文学少女〜』を読み返しながら、YA層が再び文学を信じる気になっていくような錯覚を覚えた。文学、物語なんて抑圧と支配の道具に過ぎないと、SFやサブカルが一斉に牙を剥いた*1頃が懐かしい。「ゼロは何も教えてくれない」世代の壊滅と終焉。 *1:大塚『物語消滅論』の主張する「サブカルが支配すること」への危惧は、周回遅れの上にすり替えも甚だしいと俺は考えている。