半分の笑いしかできない翻訳版。

オタ的なモノとして「既存のコンテンツの要素を使用するコンテンツ」というのが言われ出してからずいぶん経つ。
ラノベ界隈でも妖精作戦をその黎明期に据える論説は多い。


で。

デュラララ!! (電撃文庫)

デュラララ!! (電撃文庫)

こいつの話。


うちの常連なら知っての通り、『デュラララ!!』はDAIWONからNTNOVELとして翻訳が出版されている。しかし、『デュラララ!!』1巻中盤の「拷問シーン」の各作品は翻訳状況がまちまちなのである。
当該シーンでネタになる作品は、『撲殺天使ドクロちゃん』『いぬかみっ!』『ダブルブリッド』『Missing』。このうち『ドクロちゃん』と『ダブルブリッド』は『デュラララ!!』発売前に翻訳されている。しかし、『いぬかみっ!』と『Missing』は翻訳されておらず、しかも『Missing』の該当シーン(作中最痛ともされる範子のあのシーン)は7巻である。
作品をフルに楽しむためにはそれなりに予備知識を仕入れて原典当たらないとダメという好例でもありますな。「それもまたOTAKU的思考!」w。