逆襲の二次元

そろそろぶちこわしていい?




同意できるところは多いんだけど、「脳内家族化」「脳内嫁」とかそういうのもすっ飛ばして完全に逝ってしまった*1人間としてここだけは突っ込んでおきたいんだわ。



努力という恋愛資本主義的行動をとる女性二次元主人公を「アナログ的」と評することは、イコール公式3個分くらいを回って『電波男』に反撃を喰らわせることになる。これは注意すべきことだったと思うのだが…。

……というわけで二次元の逆襲だ。
つか、これ言ってしまうと『電波男』の大前提ひっくり返しかねないわけだが……

微妙に意識して雑誌の真似した冒険的ファッションに挑戦する幼馴染みとか、姉が買ってきたブランド品のルージュを持ち出す妹とか、口コミで広がった流行のアクセサリーをねだる従姉妹とか、早朝から並んで買った有名店の限定品チョコレートくれる先輩とか、テレビで見た高級レストラン系の料理に挑戦したがる同級生とか、そういうのに萌えること自体が自爆でしょ?


二次元キャラが行うそういった行為を肯定することは、「反恋愛資本主義」という自己の立場を全否定することに繋がってしまう。行為主体、行為対象が現実でないということだけで安易に許容してしまうことは姿勢として一貫してないでしょ、ということ。


「ねえ? それって、結局、恋愛資本主義というものに乗ってるってことじゃない?」
外形上の恋愛資本主義構造といえども二次元に適用される段階でリミッターがかかっている以上、それは上書きされたものであり一部分肯定ととるのは妥当ではないのかもしれない。手段と目的の逆転も考慮すべきであったか。

*1:仮に呼称するなら「ユニット化」なんだが非"二次元人道"的すぎて説明に困る(笑)。