やじうまにはなりきれない

 やじうまNow Reading!さん第四夜(昨日は第三夜がトップに出ていないのを承知でトップにリンク貼りました)。

仮想論敵(オカノ通信)については初見……なんか違和感。なぜなら岡野氏は「岡田定義による『オタク』」だけを特別視しすぎてはいないか、というのが私の感想。
 というのも、一般人から見て何も違わないからだ。全部ひとまとめに「オタク」。社会的に認知されたもの、一般人からみて異質(違法合法は問わない)でないものだけが

 正しい言い方するなら、それらはファンでありマニアでありコレクターです。

といったそれぞれの呼称で認識される。ワイン、タカラヅカ、香水、バッグ、化粧品、珍車(ぉぃ)しかり。

 あれほど一般人も集結した京阪電鉄京津線最終日でさえ、ジャンルとしては地域の脚との惜別でありながら、車両について形式番号喋っているやつは思いっきり引かれるわけだ。毎日乗ってるH山高校の生徒が「93と94の連結面が〜」なんて言ってるやつらをうさんくさげに見てるんだ。ましてや260型乗るために粘っている集団は論外だ。
 比較的認知されている鉄道でさえこれだが。


 別の立場にとってはどうか。外部から見ればヅカ売店のオバハンも、キムタクやヨン様に群がるオバハンも全部キモオタ以外の何物でもない。


 あえて言おう、既にオタクの「一般」的定義は変わっていると。

外から見たら、みんなオタクなのにね。
       (やじうまNow Reading!)

 いやほんとに。

 結局、包み隠さず正直言うと「『にわか』叩き」にしか見えない。
 まあ、たしかにシャレにならないことに、JRの合理化のせいで廃止列車が相次いでいる近年『にわかファン』は怒濤のように鉄道界隈を襲っている。彼らは常識さえ持っていないと思うことしばしば。いっそできることなら早急に「『鉄道は定時に運行してこそ素晴らしい』ことを知る我々」という「特権意識」のひとつでも持って頂きたい。『あさかぜ』『さくら』の最終運転を血で汚すことがないよう、切に願うのみである。


 追記:関西圏の人は一度宝塚大劇場のグッズ店舗に(できれば演劇終了後のタイミングで)いってみることをお薦めする。なんというか、とにかくすごい。