護樹騎士団(ネタバレ注意)
護樹騎士団物語〈3〉騎士団への道 (トクマ・ノベルズEdge)
- 作者: 水月郁見,鈴木理華
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2006/02
- メディア: 新書
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スジとしては王道で悪くないんだが、最近の歴史系の悪い部分をまともに引き継いでる印象。
「現在の」ハゲは論外としても、「ペリペティアから南の風あたりの」秋山と同じ不快感をおぼえるタイプの作品。
ファンタジーにおいて露骨に「これは××だな」と国家・民族を特定させる*1ことは、基本的に避けるべきだと俺は思っている。僻典にするか、ハイブリッドにするかという工夫は最低限必要であり、現実そのものを引っ張ってきては物語が薄っぺらいものになってしまう。
「現実から距離を取り、作品世界からの演繹によってのみ物事を描く」ことと「現実を投影すること」のさじ加減の問題であり、また現実からの借り物でなく作品世界のリアルを精製することの困難でもある。
それはそれとしてトゥールいい(何。(NTR苦手な人は注意。)
*1:この作品の場合明らかに目立つのは朝鮮である……敵領主の発言のみならまだ許容できたが、主戦場があまりに露骨だ。
またツンデレ系か
- 作者: 高遠砂夜,起家一子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2006/03/31
- メディア: 文庫
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内容もいつもどおりの強気ヒロインが巻き込まれて異様な世界に放り込まれ系。
考えてみれば高遠砂夜のヒロインは「レイティアの涙」以来この系譜。デレきらない点で梨本つぶら系の天の邪鬼でもあるわけだが、アリィシアといいジャスティーンといい今作のリージュといい「放り込まれ>パニック&反抗>まったく得体の知れない男>惹かれ」と見事な様式美。そろそろ疲れるなあと思いつつ起家絵信者なので買ってしまうダメな俺。
いやね、だからそろそろレイティア復活して欲しいのよ。姫婚はあのままサザエさんするんだからもういいからさ。
- 作者: 三浦しをん,こなみ詔子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2003/11/22
- メディア: 文庫
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たまに気分を変えてみたら、盛り上がりに欠けるし。もうちょっと荒れてみようとか考えないのかねまったく。
でも勢いで「殺してしまう」のは「あー、やっちまうよなあ……」と納得してしまったSS経験者感覚。
メモ
メモ。
商業にとって創作の宣伝は創作と同じくらい大事。
http://blog.goo.ne.jp/kamimagi/e/f38b28244f8a8202e41582a0364e8e07
モノーキーさんより。
出版社で批評屋をもっと育成してみてはどうだろうか? などと思ったりする。
創作のコバンザメとしか評論はみられてないけど力のある評論は単体で読み物というか創作になりえる強度はあるわけだし大きな宣伝効果もある。宣伝で盛り上げれば売り上げだって見込めるわけだし。
あ、あとライトノベルを読む世代はラノベの元ネタになったことなら、どんなことにでもも関心を持つ傾向になるから若者向けで専門書から軽いヤツまで多分野をカバーする評論雑誌とか出来ない物かな。
でも大手の資本が注入されると資本を注入した人の宣伝が前に立っちまうか。
中立的な宣伝じゃなきゃ、業界の活発化は見込めないしなぁ、むずかし。
中立を保つためには出版社資本から距離をとる一方で、いかにして、出版業界内部経由の(あるいはべったりの)「表に出ないことを知る」評論家層を踏み越えていくか、という問題が、論じ手志願者の上には常にある気がする。
逆に、ある程度実績を持ち、作品を出版する側に立てば、反則無しで、踏み越えにくるのを踏み返す論じ手にならなければならないのは当然だろうけど。
今夜はもう少し長めの更新したいなあ……。相変わらずの雑然更新でも。
おいつかないおいつかない
♪おーいーつかないおいつかない
いそげといわれーても〜
orz
夏まで続く新刊ラッシュをどう会計的にしのぐかも苦しいところ。特に5月と6月。4月はばらけるからまだいいけど。もちろん最優先事項は麻生新刊。時点が藤原・甲田のスプラッタコンビ(ぉ
仕事の休憩中久々に流し読み。
購入当時はなんとも思わなかったイザベル・シファーに燃えてる現在の俺ヤバスw。