メモ。

http://cereza.ddo.jp/archer/diary/?date=20050829

……自分の文章読み返してみると、指摘の通り「一般レーベル内BL存在否定」にも受け取れるような気がしたので自戒を込めてぺたり。
正直、誰とは言わないが青系統色背表紙や赤背表紙の男女コンバチブルエロ小説系コバルトBL作家作品の存在否定はしたいけど(笑)。

だが、少女むけレーベルからやおい小説が存在しなくなって、ノーマルなカップリング小説と百合小説だけになったときに、僕ら男性は少女向け小説を買える様になると言うのか? ありえない。それはノーだ。僕はそう思う。

自分が平然と買ってしまえるだけに、見落としていた視点。
とはいえ、BL色のない、推理系と恋愛系中心のティーンズハートにおける男性読者を考えてみればそれは明白。皆川ゆか作品を見るだけでもそれは明らかすぎる事実なわけで。

乙女ちっくで何が悪いか。

第12回 お姫様を待つ乙女系男子たち
http://smartwoman.nikkei.co.jp/interface/ContentView.cfm?sw_ContentNo=96100012

んなことは当方10年近く前から自覚しております。
恋愛については少女漫画イデオロギーにどっぷりつかった思春期だったしな……。
それが行き過ぎて、二次元でも「ヒロイン視点で戦争思考」&「対主人公・対ライバル限定サド」になってしまったわけだし。

 「王子様はいない」ことにうすうす気がつき始めた女性たちと「お姫様を待っている」男性たち。これが結婚しない時代の現状かもしれません。

気が付いたから「待っている」のもやめて二次元に旅立った男性が含まれていないのにプチワロス。とはいえ、二次元にしたって「待っている」作品が多すぎる気もするけどな。
まあ私なんかは「自分から求める・動く」こと自体が「軽い・軽薄な」「ぎらつきすぎ」「欲望丸出しでキモイ」というマイナスイメージを持っているあたりやはり「乙女系」という表現は正確なのかも。先日の「ああやっぱり」もこの辺に結びつくのかも。


え、私ですか。
天蓋付きベッドで恋物語積読山とチェス盤抱えて邪悪に笑う令嬢(←黙れ)ですが何か。

下で引っ張りすぎと書いたばかりだけど。

積読山脈造山中さんで「少女レーベルを読むかどうか」のアンケート実施中。
http://usagiya.hontsuna.net/

 女性・男性それぞれに、少女向けレーベルを、よく読む、読まない、全然、昔は読んだけど……の四つの選択肢があります。ぜんぶで八つ。

 サイドバーに貼ってありますので、お気が向いたら、ご回答をお願いします。
 有意差が出るほどの投票が集まるかどうか、微妙ですが。

盛り上がってきた、のかな。

BLとライトノベルに関する記述がいろいろ盛り上がってきました。

まずは先日の記事の訂正。積読山脈造山中さんのコメント欄においてウイングス文庫がBLから手を引いているとの指摘がありました。ディアプラスとの完全棲み分けが為されているようです。(http://usagiya.hontsuna.net/article/1549501.html#comment
訂正してお詫びします。


さて、男性にとっては、みりおんぐらむさんの記事(http://homepage3.nifty.com/t-snow/main.html#050827)と、まいじゃーさんの記事(http://maijar.org/word/tukibetu/200508_2.htm#050826)が実に直球。

BLを手にとってしまうかもしれない、踏んでしまうかもしれない、その恐れが事前知識なしの店頭買いをしにくくさせています。また売り場によっては男と男が抱き合ってる表紙の本がコバルト等の隣にあって、男性にとっての不可侵領域になっていることも少なくありません。

でも油断すると少女系小説はBLという地雷肌に合わなすぎなものを踏むからなかなか手が出せないんだよっ!! ということなのですええ。私はさすがにちょっとBL系はノーサンキュー(苦笑

確定的にBLレーベルならいくらでも回避するんですけどね……。レーベルでぴんと来なくても、最近は帯煽りが強烈だから………ドコノエロゲパケ裏ダヨ……(汗)。
一般少女レーベルでも平然とBLやってる現状では表紙と裏表紙等の煽り(折り返しを読む度胸があるなら大丈夫)しか店頭では判断材料ないし。表紙に男しかいないからと回避してると須賀しのぶ作品には手が出せないとかもったいない事態招くし。うっかりしているとBL作家の別名義作品踏むし。ホワイトハートなら「グリーン帯」(ファンタジー系)に絞り込んで「パープル帯」(ロマンス系)回避という手もあるけど、なんにしたって経験値が必要という本末転倒状態。巡回してみたところ、この経験値を要請する機構(?)を「読者側で」何とかしないといけないのは間違いないようです。市場原理的にも、後述の理由からも、制作側にどうこうという問題としてはちょっと苦しい。
読者側で対応するしかないという理由には、逆にBL要素のすべてを専門レーベルに振ってしまうと、その固定観念からBLテイストのある作品について読者を狭めるという意見があるからでもあります(私の別サイト周辺での意見ですが)。たとえば『炎の蜃気楼』がBLレーベルとして発行されていたらこれほどの大作になったか、というような論陣ですね。『四龍島』とて専門レーベル行きにするにはちょっと惜しかったかも*1。となると、専門レーベル行きと一般レーベル許容の境目はなおのことやっかいな問題になってしまう。
この問題はそう簡単に片づくものでもないようです。

しかし男性読者にも平然と折り返しや裏表紙の煽りを軽く流し読みして新規吶喊するくらいの度胸があればなあと思わないでもない、「女性店員レジでエロマンガ買う羞恥心>>>(越えられない壁)>>>女性店員レジでコバルト本誌買う羞恥心」という少数派の私。やっぱ無理?
ま、私の場合、起家一子イラストのファンになった時点でいろいろ捨ててますけど。



おまけ:本日の衝動買い

Peace@Pieces (ファミ通文庫)

Peace@Pieces (ファミ通文庫)

いとうのいぢ書き下ろしに釣られクマ。

*1:ただし平然と「くそみそ〜」パロやるような今の真堂作品は……(溜息)。