翻訳学のゆくえ

 京都で行われた翻訳学の国際シンポジウムを見学してきた。
 司法通訳・法廷通訳に関するパネルが(あくまでも法学部卒の人間として)興味深かった。
 しかし、裁判員裁判の心証形成に対する通訳の重要性、マイナー言語では捜査段階と公判廷での通訳が同一人物であることの問題などを説く一方で、「取り調べの可視化」における通訳について言及がなかったのが残念といえば残念。
 私はTranslation Studiesについて全くの門外漢で、国内初のTS国際会議で質問できるほど造詣がない故にフロアで手を上げる度胸がなかったが、やっぱり聞けばよかったと今さらorzしてる。