教師とは5者兼任のプロたれ

 高校時代に出会った、Yという真っ赤っかのサヨク教師がいた。
 このおっさん、多少言うことに偏りはあったり、一見理解者であるように見せかけて実は気に入らない生徒の妨害もやりまくってたりするものの、授業はハチャメチャに面白く、たまーに含蓄のあることもいうおっさんだった。
 過去ログで書いた「奴隷制の終焉は資本主義の必然」というのもこのおっさんから聞いたことである。


 で、このおっさんから聞いたことで俺が一番印象に残っているのが標題の言葉。
 教師とは、教育者(まあこれは当然)、演技者(授業が面白くなければならない)、研究者(教材研究の手を抜くな)、易者(生徒の将来を見通せ)、とあとひとつ何かを兼任するプロフェッショナルでなければならない、というもの。
 あとひとつが思い出せないのだが……と思ってぐぐったら、こんなのを見つけた。

第一、自分の専門分野の学問に通じた「学者」であれ。
第二、朝のホームルームで生徒の顔色を見て健康状態を把握できる「医者」であれ。
第三、生徒の個性をつかみ、将来の適性を見抜き、進路指導に生かせる「易者」であれ。
第四、生徒を引きつけ、楽しい授業を展開できる「役者」であれ。
第五、一芸は百芸に通ずと言われることより、教師自身が一芸に秀でた「芸者」であれ。

http://www.edu-ctr.pref.kanagawa.jp/g_keiei/yowa/h15_gkyowa14.htm

 いろんな教師に伝わるなかで変遷していくのか、それとも俺の記憶違いか……。