ありゃ閑古鳥が鳴きまくるのも無理もない。

 某暴走知事が潰したくてしょうがない「国際児童文学館」に行ってきた。


 何を言うよりも先に、遠すぎるにも程があるぞ……。
 接続が「門真市」「南茨木」という各停オンリー駅(私鉄の準急なんか各停と同じだバーロー。千里中央? 江坂以北で運賃跳ねるのバカらしいじゃん)の、やはりぼったくり運賃のモノレールで、万博公園前からじゃ入場料がいるから支線で公園東口へ出ようにも昼間は20分に一本しかなく、駅からも遠い。バスはもちろん一時間一本の一方通行(茨木駅から正門前行きバスはあるがそこから有料の公園内通らないといけないので意味がない)。


 文献の充実ぶりは確かに素晴らしい。多くの県立図書館等では復刻版しか置いてない『日本児童文学』が、原版で置いてある。児童文化関係の大学紀要はもちろん研究会規模の冊子もある。
 が、複写がA4一枚で30円と国会図書館以上というのもまた凄まじい。


 立場、所属的には廃止反対運動側に与すべきところなのだが、中之島や梅田界隈なら「移転」には諸手をあげて賛成したいというのが正直なところ。少なくとも利便性が酷すぎる。
 それにしても人類学系の研究者ってしょっちゅうこの隣に入場料払って来てるのかと思うと頭が下がる(経済的な意味で)。



 関係ない話だが、「国際児童文学館」に『かのこん』や『魔女ルミカ』や『二ノ宮くん』が置いてあるのには吹きそうになった。まあコバルト側も似たようなもんだったけどな。本当に扱いのめんどくさいジャンルだよなあ、ラノベってやつは。一貫して歴史資料にしようとすると富島やら秋津やらも避けて通れないし。