一億……

 俺が今まで指摘してきた、ヤンデレを巡る「正統性」、ラディカルなヒロイン像ってのは、別にエロゲに限った話でもなく。(fateについて東が物語回帰というのもちょっと絡むけども、おそらく当時の東はそこまで考えてなかっただろう。)


 雇用を巡る大卒幻想の崩壊とか、目には目をの死刑万歳論とか、過剰な原則論への回帰について、俺の仕事場でもその傾向はもろにある。
 つまりは佐伯あたりのマッチョ的時代劇の異様な貸出冊数や、バーネット系名作劇場成金版の「メイちゃんと執事」みたいな何かを踏み外した「おしん」路線ドラマとか。


 なんというか、「一億総白痴」ならぬ「一億総時代劇脳」「一億総名作劇場脳」というのがぴったりくるように思うのは俺だけか。