廃棄物13号モドキ

 まいど、オタ関係では左旋回するブログでおま。
 ちょいと同情的なこと書いてるので、不快な人もいるだろうし以下省略。


 パトレイバーのパクリと言われてるアレ。
 yahooの酷評見てると、逆に「B級怪物映画」のサブカルからいけば至極「まともな」映画なんじゃないかと思えてくるからビックリだ。でも見にはいかない。映画って高いしw。そのうちかの国ヨイショなテレビ局がやってくれるだろ。
 強国・支配者をそのまま怪獣にしてしまったのはプルガサリでも同様だし、日本やアメリカではハリウッドやディズニーへのカウンターカルチャーでありながらポーランドではロシアそのものであった「ゴジラ」にさえその色彩は受け手によって形成される。「最期は火」*1もB級怪物じゃ当たり前なので比較するのはちと短絡かなとは思うが……
 だけどなあ……


あの造型はまずすぎると思うぞ?w


 でもって「悪評」を裏付けるような造型しておいて開き直るのはなお見苦しい。「だから」余計酷評を生む。「まずい」ものをわかった上で真っ向から踏み倒しにかかるならまだしも「そんなものは知らない」で押しきろうとするから反感を生む。エンコリでも、あちらはそれを正当化する理論がなく罵倒に終始するからなお悪い。「舞台が下水ならワニか魚になるのは自然の帰結、手を使うことこそ怪物の恐怖を増幅する」とかでも、怪獣の蓄積から述べることは可能なはずなのに(もっとも下水の使用自体が「まずい」のだが、都市で防衛側の物量投入避けて大暴れできるところって限られるんだから、これも堂々と正当化できなくもないはずだが……)。現地人が監督の足引っ張ってるんじゃないか。


 まあ、週一ペースで怪獣量産して大殺戮してきた日本で「まずくない」怪獣を出そうというのは、「完全オリジナルでどこでも誰もみたことがない物語」や「これまでの人類社会で名付けられた既存のイデオロギーに準拠もしないしイデオロギーで解体もされないキャラクター」を作り上げるくらいの苦行になるんだろうけどな。

*1:ご存じ「気まぐれムービーシアター」http://kyoto.cool.ne.jp/666_movie/参照……冷凍と爆発はお約束。