プレイヤーとPC

国際大学GLOCOM RGN第3回「コンピュータゲームにおけるプレイヤーという存在」
http://www.4gamer.net/news.php?url=/news/history/2006.08/20060803142459detail.html


インタラクティヴ読書ノート別館の別館http://d.hatena.ne.jp/./shinichiroinaba/20060805さんより。

 例えば,エースコンバット04における無線演出(戦闘中に勝手に聞こえてくる無線通信)は,敵同士の無線や味方の司令部と陸軍の通信といった,つまりはPC(この場合は,一パイロット)にはまったく無関係のレイヤーの通信も,プレイヤーに聞こえてくる形式をとっているのだが,これはリアリティ云々でいえば明らかに“非現実的”であり,本来はPCが聞けるはずのない会話をプレイヤーは聞いている形と言える。茂内氏はここで,いわばこの時点でプレイヤーはゲームの中のPCとは違う「超越者的立場」になっている一方で,無線で飛び交うPCへの賛美/畏怖といった内容を,プレイヤーが「PC的な立場」で受け取っている点を指摘。「一つのゲームの中でも,PCの役割は流動的に活用されている」として,今回の発表を締めくくった。

「RaidersSphere3rd」のざわざわ感もこれなのかな。もっともあれはID4なので味方しかしゃべってないけど。2ndはクーデターネタなのでコントロールが傍受して流してる。俺が打ち込んでるRS3自作ミッションはAIが拾ってる。

ただ「プレイヤーが拾っている情報をPCは拾っていない」そのギャップが生み出す緊張感は、プレイヤーが超越的である故の面白さとして肯定してもいいように思う。