話題の腐女子本

ネタに特攻しようかと思っていたが、その価値無いなこれでは……。
(反応集から来た人へ:反応サイトの感想なので注意ね。……そんなに変わったこと書いてたかな俺……w)

『オタク女子研究 腐女子思想大系』批判
http://www.st.rim.or.jp/~nmisaki/topics/otakujoshi.html

…………出てくる人名8割方わかるってのも男性オタクの一人として我ながらどうかと思うが、それは職業病と割り切るにしても、素人の俺が「落としてはいけないところ」と思うことを落としまくってる。
これならまだ荷宮の80年代おたく少女論の方がよほど役に立つ。ヅカオタのフェミファシでも同時代当事者として書いている分まだ踏み込んでいた気がする。

で、どうもやおい・BLを完全に幻想空間に位置づけたいのか、出版社の相関関係抜きに小説ジャンルを語れるか、ってのが俺にはどうも疑問なんだよな。男性向けラノベとの対応関係とか、エロ出版社・部署を表裏に持つラピス*1とかオヴィス*2とかシャレード*3とかと、ディアプラスとかルチルとか表裏に官能小説を持たないところや一般レーベルとは、市場における性質も読者層も読まれ方も異なるだろう。

なんかこれが出版されてるってこと自体に釈然としない物を感じる院生としての俺。

追記:801板関係のまとめができてた。

杉浦由美子「オタク女子研究 腐女子思想大系」まとめ@801
http://otakujoshi.xxxxxxxx.jp/

関連:http://blog.livedoor.jp/odobenus_rosnews/archives/50394220.html
(いずれもidoling life(http://homepage2.nifty.com/kugo/)さんより)

女性側の消費構造について書きたいことはあるけど、事情により自主封鎖。

*1:プランタン出版:フランス書院

*2:茜新社

*3:二見書房