ま、なんだかんだで

「であ・うんたーがるでん」だっけ、あれ見逃した。
『思想』977号(2005.9)、「ドイツにおける医療倫理と医療プロフェッション」より124ページ冒頭の安楽死法制化に関する記述を戦略上の問題とはいえ「へぇ〜」と「意外さ」をもって受け止めてしまうあたり、私も抵抗していたつもりがきっちり洗脳されていたのだということを実感する。
まあ不真正刑法屋*1としては、前者は別にヒトラーどうこう無関係に起こる問題なわけだし、法制化していた方が医師の責任義務が明確化されていただろうとする部分には同意できる。生命・医療倫理系の講義に顔を出したのを機会に、古巣の資料を引っ張り出してみるのも悪くない。いやそんな余裕はないんだけど。

*1:不真正刑訴法屋ではないので念のため。