奇妙な光景

アンテナも話題ネタもこの通りな私が反米*1反グローバル系左寄りの冊子制作を手伝っているというのは奇妙な光景を展開して一冊いただいた後に帰宅。
S先輩の『紅の豚』論とK先輩が書いたという小説が主目的、副目的は単に冊子印刷・製本というものに衝動的な参加意欲が湧いたからではあるが、自称他称レッテル貼り貼られ問わず、憲法下において表現の自由は存在する*2し、少なくとも現行憲法を信じるならば、表現の自由の享有主体は公務員法等の法律による制限をのぞけば*3立場を問わない。異なる立場にレッテルを貼って封殺・印象操作・罵倒する*4こと自体が憲法の趣旨に反することも気づかないでよく護憲だなんだと言えるなこいつらと思うことしばしばのこのごろ。
ま、「自治破壊者」という便利なレッテルを使う大学当局は、憲法を9条以外読んでないダメサヨクと同列だということだ。あるいは中間支配層がダメサヨクそのものだともいえる。頂上が保守であるとして上部構造を攻撃するサヨクもまた、「頂上になれない」とはいえ所詮は「支配層」でしかなく、自らを攻撃するさらなる「反権力」下位構造に対してウヨク、右傾化というレッテルを貼っているに過ぎない。ただ、たまたま旧来より左翼的であったはずの「民主を僭称する主体」にとっては、貼るレッテルを保守勢力・ウヨクとするよりも「アナーキスト」としてしまった方が都合がいいと言うだけのことだが、ある意味これは中間支配層のサヨクとしては比較的正しい位置づけかもしれない。中間支配層に対する反権力はつまるところ「さらなる左」ではないのかと私は考えているからだ。いや、あるいは中間支配層であるサヨクこそがネオリベ化……ウヨク化、ウ傾化しているのではないか?
ちなみに、軍ヲタが時折飛ばすジョークに「我々はサヨクからはウヨクと呼ばれ、ウヨクからはサヨクと呼ばれる。よって俺たちこそ中道だ」というのがある。都合の悪い側、貼られるレッテル次第でポジションが変わるとは奇妙な話だ。




で、以下指摘。

P.5
 「大学改革」の先人を切る
   ……んなもん切るな。
P.27
 ポルコロッソ退治を依頼する。(改行)オに設計を任せることにする。〜
   ……1行程度抜け。

*1:反米に限らないらしい。

*2:もちろん昨年学内において抗議の対象となった某政治家にも存在する。

*3:どっかのオバハンはそれもわかってないようだが。

*4:どこサイトの誰とはいわないが見苦しいことこの上ない。