複雑すぎる刑法屋

 まー、恩師のM教授と同期のS氏との会話で思ったこと。
 構成要件該当性の拡大だけはいかなる政治的立場においても阻止しないといけないわけで。平穏説の人に限らず。
 表現の自由をネタに可罰的違法性で処理してしまうと、本件の態様も状況も見ないで「表現の自由マンセー!」でなにをやってもいいとカンチガイするサヨクさんが続出する危険もあるし、逆に言えば裁判官次第でどうとでもなってしまう恣意的で非常にまずい世界。ここは検察さんにドーンといってもらって明確すぎる答えをもらってきてほしいところと考える因果な起源を持つ私。この起源が覚醒してれば今頃こんなところにはいないわけだが。

 ちなみに住居権者説をとると、親に隠れて入り込んだ「悪い虫」を住居侵入にできたりするという話もありましたっけ。