始めるか俺の自爆ショー・22日分

 「毒電波」は英語版フルバで「negative waves」と訳される。
 
 もはや私にとっては「俺の自爆ショー」と化してしまった(というかわざとやっている)集中講義の3日目、ゲスト講師は研究科長W教授と、少女漫画研究のスピーズ博士
 英語の非常勤講師として、テキストに『フルーツバスケット英語版』を使用する(男子学生の虚しい抵抗エピソードには苦笑)楽しい方で、「フルバにおけるエロゲ系小ネタの扱いについて」など本筋と関係ない質問してみたりとか、透の造形における「ロリコン」連呼に爆笑してみたりとか、アメリカンな日本文化研究の「ストレートさ」にひたすら感嘆。

 私の研究についてもアプローチの問題や方法論について、次の講義が迫っているにも拘わらず多くの助言をいただきました。アプローチについては自分がぽっかり見落としていた(アメリカのヤングアダルトは日本では児童書扱いになっており、研究対象層とは別のもの、あるいは児童文学の範疇だと考えていたため)部分だけに恥ずかしいやら情けないやら。
 私は良くも悪くも「ジェンダー(マスクリニティ)」の束縛を拒絶して、別の「ジェンダー(シンデレラドリーム)」にどっぷり浸かった趣味人生を送ってきたのだと改めて痛感したゲスト講義だった。