まじめなはなしはどこいった。

 最近ずっとヲタ関連でまともなこと書いてないや…。
 先週買った『物語消滅論』も斜め読みで、まだ読み込めてないし、この4月まで思想や倫理なんて下地がゼロの私がいろいろ書けるはずもなく。東やササキバラよりは目線がヲタに近い点で、大塚はヲタにとって歓迎すべき人物ではあるけれど、違和感が全くないかというとなあ……。
 ル=グウィン『夜の言葉』……野田『スペースオペラの書き方』や大塚『キャラクター小説の作り方』に先立つこと約二十年で、小説方法論としてこれだけの仕事ができていたというのは凄いことだと思う。私にとってル=グウィンは『ゲド戦記』や『闇の左手』よりもこちら。現在の研究にも深く関わるだけに、日本語版を原典と同じ構成になおした上で復刊希望。いやべつに英国版でもいいんだけど……。