正統派にして変則のユーモアミステリ
……だと理解しても問題ないと思う。怪盗だけど。
怪盗レッド(1) 2代目怪盗、デビューする☆の巻 (角川つばさ文庫)
- 作者: 秋木真,しゅー
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/02/15
- メディア: 単行本
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で、「子どものツボをついてるなー」と思ったのが、科学的な助言が為されるところ。やっぱり探偵(怪盗の片割れなんだけど、怪盗と探偵が表裏なのはもはや説明するまでもあるまい)とは「博覧強記であること」なんだなーということを再認識したのと、子どもの大好きな科学的な解説をさせることによって、中盤のチャットなんかよりも遙かに単純に「こいつすげえ!」と思わせているのはさすがに上手い。加えて、そこで終わらないで「それを実行可能にする力」を主人公少女に持たせているから、「結局男性にケツ持ちさせてる」ロマンス寄りミステリを蹴っ飛ばしてる感が個人的感想として爽快だった。ある程度は児童書というか怪盗モノなりのご都合はあるんだけど、不思議と結構押し切れてしまう。
次はみらい文庫の方いきますかね。
- 作者: 秋木真,ゴツボ×リュウジ
- 出版社/メーカー: 岩崎書店
- 発売日: 2007/09
- メディア: 単行本
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そして前掲黒猫さんとともに検討した結果、児童書における「姉」という存在の(だいたい)悪影響というものを考えるなどw。てか使い勝手の実にいい去勢装置だよな、児童書の姉。