家族が安寧ではなく束縛になるとき

 「タブーの崩壊」ってのは死を取り上げることよりもむしろこっちの方がメインだったような気がする。けれど「親世代の不在」や家庭の崩壊の一方で老人はぞろぞろ出てくる。『西の魔女が死んだ』とか、『ぼくら〜』の瀬川とさよとか、『いたずら天才クラブ』のイソのおばあさんとか。



 童話以外はすべて無駄な饒舌だと言いきってしまう森忠明△。