中身はバリバリの「正論」。

売れる「わが闘争」漫画版 苦言も「歴史資料」の声も
http://www.asahi.com/national/update/0902/TKY200909020105.html

 京都にはぶっとんだ講義をしたり、試験を作る学者がちょくちょくいる。
 法学部時代に面白かったのは「H大獣医学部の実験動物Cに驚いて自転車で転倒、怪我をした場合の損害賠償の話」を期末試験でやった先生とか、「一発で標的を仕留めるという信念から二発目を撃たなかった殺し屋Gと中止犯の関係」を教科書で例示する先生とか。
 俺自身は受けてないけど、文学部方面で強烈な印象だったのは「スペイン語クトゥルーの呼び声」を題材に半期ゼミをやった先生。


 で、この先生から聞いた話。
 この先生の師匠級の大先生がやったのが、「タイトルと著者を伏せて、ゼミ生にテキストを読ませて感想文を書かせる」ということ。まああの本なわけだが。



 大絶賛の嵐だったそうな。偏差値的には上位に属する大学のゼミで。



 翌週ネタばらしをしたその先生のエピソードについて、クトゥルー先生の語った教訓は「書かれていること以外の要素で批判するのではなく、書かれていることへの批判で勝負しろ」。
 今の自分にそれができているかというと……どうなんだろうなあ……。