キャラを突き詰めた結果の悲劇

 なんとなく巡回してたら、面白そうな同人誌を知った。

蛸壷屋「けいおん!」新刊、卒業後の桜高軽音部員の物語 −−esu-kei_text

http://d.hatena.ne.jp/esu-kei/20090818/p2


ファンにとってはあんまりな、しかし、TVアニメの不自然な主人公補正にリアリティを求めたのならば、予想されたであろう結末が、蛸壷屋の新刊にはエピローグとして描かれている。

 二次創作でザックリ抉られるのは、飯森等利さんの『After Hearts』以来(Web上に存在せず)。esu-keiさんの後日談も完成に期待。





 現実性を突き詰めたら乗り越えられないものは、見なかったことにするか、人々を乗り越えられる強さに条件設定するか、悲劇にするかしかないのかもしれない。


 1970年代のジュブナイルSFと1980年代後半以降のラノベの違いを考えている今日この頃。