買おうか迷ってるけど高いよちくしょう！ｗ

教養小説の崩壊

　本当は新版借りてきたかったんだけど、旧版しか所蔵してなかったorz　別のとこも行ってみよう。

教養小説の崩壊 (池田浩士コレクション)

　なぜ新版（5.5k）の方を求めていたのかというと、著者はバリバリのドイツ文学者、それもかなりの大家の先生なんだけども、『いまを読みかえる』のコラムを受けて『キノの旅』に言及しているから。
　「教えられたやり方で大人になる」ことへの拒絶を許容する新たな教養小説の登場／従来の教養小説の崩壊を読みとる池田教授の立場には自分も近いところにいるのかなと無謀にも思うが、同時多発的な要因が重なって起きている今の「教養小説」界隈の現象はどうも入り組んでいて一刀両断できない。まあ誰が悪いかと言えばラディカルな割に従来の教養小説的・いつかは報われる的価値観への固執を捨てきれない振幅激しいやつのせいなんだけどさ。あーそうさつまりは俺自身のことさ。なまじちかくにいるとそのわがままさずうずうしさにうんざりです、と。
　こーいーをーゆめーみーるーおひめさまはっ♪っとくらあ〜。