広がりすぎた腐海を見る気分

 古巣の学祭逝ったら、大学時代に立ち上げたサークルが順調に拡大して9年目を迎え、出している会誌の規模も初期から思えば倍増していたばかりか、PRがてら学祭でやり始めたタロット占いコーナーも連綿と続いていた。ちなみに俺がタロットかじってefのあれを楽しめたのもこれのせい。俺自身は対人での上がり症のために占い自体はしてないが。


 B5両面印刷のコピー誌で40枚規模の二分冊が固定化だなんて、原稿集まった時は50枚でホッチの限界に挑み、逆に新歓期に13ページしか集まらず未完でもいいから原稿持ってこいという自転車操業をやっていた頃からは到底考えられない。まあ学祭で展示されていた在庫には俺がいた頃のは残ってないので過去と対面することは回避w。


 たしか立ち上げた頃は学内の文芸サークルが純文学系で合評会とかバリバリやってる公認サークルしかなく、軽めのものを書くためにぬるいサークルがやりたかったんだった。創設メンバーはもう三十路リーチ。あの頃から俺は後退してばかり。……サークル参加なんてしたのは漸進なんだかどうだか……。