雨宮優子はヤンデレである。

 ef二期6話見た。
 「信じていたものへの固執と絶望」を要件とする俺定義では、あれほどストレートなヤンデレはないと思うのである。とりあえず今期最萌は確定。ゲーム版では


 それにしても高山カツヒコは希望と絶望の境界の張りつめた話書かせると本当に上手いと思う。そこに情念全開長口上のminoriが加わるとそれはもはや「まぜるな危険」どころの騒ぎではない。
 タロットの演出も、意味が分かっていると鳥肌。序盤の凪もそうだが、愚者逆の位置から始まる優子の独白中のスプレッドが圧巻。ゲーム版知らなくても、隠者の逆位置のインパクトは絶大で、先が見えているのにオープンされるカードへの恐怖が惹起されてしまう。で、当然来るのが分かり切っている塔の正位置。
 その次に来たのが死神の正位置というのはタロットを知っている者にとっては一時的な救いの暗示(正位置で仕切り直しの必要性を暗示)であると同時に、悲劇への伏線(再出発を意味する逆位置になったとたん砕ける、最終話で復元する、とかそういうことをやってくると思う)。