そういやバーネットまともに読んでないなあ……

 「『秘密の花園』ってヒキコモリ少年がお姉さまに筆降ろししてもらって一人前の男として目覚めていく話の類型じゃね?」と某文献で梗概だけ読んで漠然と考えてみたり。どっかでそういう論文でてるだろうけど。サトクリフを801読みする腐女子がいるならバーネットをエロ同人にする腐男子がいたっていいじゃないか。どうみてもド変態です本当に(略
 「途中で主人公が変わることは問題である」と評価されてるのは、当初からそういう二面性のある構成になっていたんじゃないのかと考えれば逆に納得できるような。


 アニメ版小公女における監督発言「主役はミンチン先生」じゃないけど、もともとバーネットがそういう深読みすればドロドロの話を書く作家だったとしたら、スタッフはそれをきっちり掴んでたんじゃないかとも思う。だからこそ、オリジナルである最終回で、あまりにも有名な「ダイヤモンド『クイーン』」と「アメリカ大統領『夫人』」の対比をやってのけたんじゃないかと。まあそんなわけで改めてバーネット作品及び研究書を読んでみようと思った次第。


 となると『秘密の花園』における価値観伝授+主役スライドとほぼ同じ構造を持つ某日本作品も……………………………と思ったがどっちも男じゃねえか、アッーーーー! ああ、変態馬はインド人の役割で。