今年のベストを出せとな?
駆け込み応募してみるかw
応募方法はかんたん!今日から12月12日までの間、ご自分の日記に「自分のダイアリーで今年いちばんのおすすめエントリーのURL」とその理由、合わせて”はてなダイアリーブック欲しい!”とお書きください。
12月13日に厳正なる抽選をおこない、当選者を発表します。
と。いうわけで。
……はいいけど今年のベストって何だったかな。
俺的に熱の冷めないヤンデレ・イデオロギー論あたりかな。根本的にはラブロマンス=ミリタリーカルチャーという持論の一翼に過ぎないが、今年に入ってから不思議とそっち方面に力の入ったエントリー書いてない。
というわけで俺が今年一番エネルギーを感じるのはこの辺かw。
スクールデイズおよびひぐらしの放送中止騒ぎに毒吐いたやつ。たぶん「黒い」自分が一番「愛」を吐露してるのはこれだろうと思ったので。
以下暴走につき畳んでおく。が、キーワードから来た人には丸見えかw。
しかしまあ「ヤンデレ」を簡単に時事ネタとしてとりあげながらもそのイデオロギー性に対してあまりに「無関心」なメディアはどうなってるんだとも思う。
もっとも、これには「ヤンデレ」なんて広義の言葉を作り上げ、「単なる」邪悪ヒロインや「単なる」狂気ヒロインを含めてしまった側に責任がないとは言えないが、このブームは電通が仕掛けるようなものとは違う、根の深いものだということがなぜわからない。歴史から類似したものを捜すとすれば、曽我物語や忠臣蔵の消費に匹敵する、怨念混じりのものだというのに。
さらにいえば、ヤンデレもロストジェネレーションも、ひいては2ch等で発生する、「真っ当に努力してきた人々」による、各種特権、利権およびそれらを要求する連中等への激烈な反感も、究極的には少女漫画イデオロギー、藤本由香里言うところの「少女漫画の黄金テーゼ」に由来するものであって、2chを目の敵にし少女漫画や女性文化を擁護しながら「男性文化」を攻撃的であると貶める某オバンを筆頭とする勢力は的はずれもいいところである。
あえて言おう、「乙女ちっくイデオロギー」は既に社会を支配している。そして、狭義のヤンデレは要領と恫喝で立ち回る泥棒猫が跋扈する社会において革命の代行者、いわば英雄*1として消費されているのであり、極めてラディカルな存在なのである。一歩進めば、「肉の否定」「『女』の否定」*2にまで行き着く物騒な存在なのである。
……とまあそんなことを考えてしまう俺には、大手メディアが「不発弾でお手玉」しているようにしか見えないのである。もっとも、爆発した時にはもう何もかも手遅れであり、爆発しなくても手遅れの気もするがw。