多文化時代の夏祭り

 祭り屋台の食い物といえば「粉もの」なわけですが、ご存じのように粉ものには豚肉がスタンダード。で、豚肉がダメな方々は甲殻類もだめっぽいと言う話を聞いた記憶もある。合い挽きフランクは言うまでもなく複数宗派にアウト*1。日本の祭りは結果として、たとえばムスリムの方々にとっては近くて遠いものなのだなあと。


 祭りで多文化というと、何かと「〜〜の国の料理ですよ〜」と「食わせる」、つまり「自国文化を主張する」方向の話ばかりが目立つけれど、どうやったら「食べられる」かを考えなければならないのだなと改めて考える次第。もっとも、国籍問わず相手の料理文化を全く尊重しない連中は論外だけどね……。

*1:イスラームヒンドゥーはもちろん、宗教的なと殺手順を踏んでないのでユダヤ教もダメ、など。