崩しきれない。

積み本がラノベだけで20冊越えてくるとそろそろ厳しい。

 雑談のネタになったのを機会に崩す。
 悪友からは「シャナ中世風」とかいわれていたが確かに似た香りはする。まあ枯野も高橋も「どことなく回りくどい文体」という点では近いこともあって、読む上での障害はない、というか馴染む。
 が、人形になっている老人は、ペンダントになってるダメパパよりもヘルメットになってる騎士に近い。そして連想されるのは銀月ではなく銀糸ってあたりが俺の業の深さ。シリーズ1巻の割にあまり引きは強くない。2巻は当分買わなくてもよさそうだ(何



 格闘、身体動作や魔法詠唱等で過程が逐一描写されるっていうのは、ダンスや歌舞伎等の身体演芸に由来するかのようで、同時にヴェルヌやスティーブンソンの海洋冒険小説の系譜でもあるのかなと。まあ俺の世代だと海洋小説というよりは戦艦系アニメなんだろうが。で、その結果が2〜4巻くらいまでの『銀盤カレイドスコープ』であったり、『ウィザーズ・ブレイン』のような戦闘描写だったりするのかも。まあ思いつき。


 「歌舞伎→ロボ→萌え」という発展の最終形態であるともいえる『リリカルなのは』は、その系譜だけ見れば実に「日本的」なアニメだなと思う。しかし第三期のミリ色はむしろ退化の匂いがする。ライトニング側の「生の肯定」を軸とするとみられる展開に期待。これは別に俺がフェイト萌えキャロ萌えだからというわけではない。たぶん。大鎌、ポールウェポン萌えは否定しないけどなw。