ごちゃごちゃと。
ホワイトハートのファンタジーはBLかド直球の王道しかないのかとつい思う私だが、たまにはそれもよし。
聞け、我が呼ばいし声 幻獣降臨譚 (講談社X文庫 ホワイトハート)
- 作者: 本宮ことは,池上紗京
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2006/06/02
- メディア: 文庫
- クリック: 7回
- この商品を含むブログ (18件) を見る
日本橋界隈通るとつい寄り道してしまうわけで、でもってこのシーズンは何かと財布の紐と理性が吹っ飛ぶ。
気がつくと「コンセプトだけで」同人CD買ってあとで後悔するとかそんなことを繰り返す。
何かから逃げるように戯画丸戸シリーズをごそごそ。出張所での「ヒロインを知る過程」とかそういうのと関連するけど、『ショコラ』と『パルフェ』の間には広くて深い溝があるように思う。
あと『パルフェ』に感じるのは『この青空に約束を』の「ネバーランド」に相当する「全方位包囲網」が機能停止していないこと。公園通り発幸福行きの列車にはヒロインだけじゃなくてきっちり恵麻さんと里伽子が乗り込んだまま。特に里伽子は……。
当面『カサンドラ・クロス』にはなっていないけど『大陸横断超特急』必至だなと俺は思った。
機動戦士ガンダム第08MS小隊〈上〉 (角川スニーカー文庫)
- 作者: 大河内一楼,矢立肇,杉浦幸次
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/04
- メディア: 文庫
- クリック: 11回
- この商品を含むブログ (4件) を見る
まー「アプサラス開発の何が悪いのさ」ってな。喪だのなんだのって話よりは、「当事者としての過程無しでぶっ壊れた」ギニアスの方が、俺にはよほど理解できる。俺に言わせれば『ポケ戦』も『08』も、どうしようもない破滅的失恋のドラマであって戦争ドラマなんてものじゃねえ。『ダンバイン』は以前書いた通りのヤンデレアニメだし、俺はむしろ富野(とその流れに属するスタッフ)が書いてるのは、本質的には「ラブストーリー」だと感じている。
富野色は薄いように見えても、『エンドレスワルツ』くらい悪意がこもっていると、俺は却って清々しいものを感じるね。劇場版で「ドロシーが」用意した地獄の底に引きずり込むようなバスは、戦慄さえ覚えるほどの悪意に満ちている。それに安堵する五飛も含めてな。