上司に感謝

児童文学の異界・魔界 (てらいんくの評論)

児童文学の異界・魔界 (てらいんくの評論)

「神宮輝夫さんが書いてるよ〜」と上司に紹介してもらった本なんだけど、さすが児童書に関してはプロである人のお薦め本だけにやっぱり面白い。
児童作家に関しては子どもと本の明日―魅力ある児童文学を探るの川北亮二執筆分が気に入ってて、古田の「状況認識の文学」という物言いも同意できるんだけど、私には古田よりは舟崎の方がなじみやすいかなと思ったり。昔読んでいた作品の数にもよるんだろうけど。説教くさい感じの強い古田よりは、破壊的な舟崎や同世代的に面白かった大原、ちょい重いけどいろいろ共感できた三田村あたり読んでたし。