深みを固めて塞いで

 不真正文学屋志願、しかもジュブナイル屋目指してる人間なのに、実のところとんでもない大穴が開いているのを放置していた。前史からまとめていく上ではこれといって問題ではないが過渡期に関して書いていく上での大穴に、ようやく手を付けた。

 なんで大穴になっていたのか、なんてことを考えると、当時の私がリアルタイムで出版される作品を読むことよりも、この世界では古典に近いソノラマ文庫の諸作品を100円で買い込んで読むことに傾倒していたこと、TRPGにのめり込み世界観をデータ化できる作品へ向かっていたことに原因があるからだと気づいた。
 とはいえ、手を出した物については、「レーベルが一括して閉架書庫に入れられる以前の」作品でありながら「まだ図書館に残っている」という点において、同時代に与えた影響をさほど強くないものと判断すべきか否かという問題に直面する。さて、どうしたものやら。


 さらに言えば、大穴はもう二つあったりする。しかし片や一巻を単発として扱えないモノで全10冊を超えてくると正直苦しい点、片やSFとの境界の点で足踏み。

# KeiH@携帯 『
 _   ∩
( ゜∀゜)彡 ぶんっぶんっ

でも普通にハーレムは神にでも悪魔にでも凡人にでもなれる主人公の体が持たない希ガス。』

「まままあ、なんて底の浅いことを……。持たなくなった頃こそが狙い目ですわよ?」