陰謀論って……。

下にメモで貼り付けたのが「杉並祭」(w。
まったく組織性のない運動が「いかに面倒な相手か」ということがよく分かる一例。これまで異常な主張に対し疑問を差し挟むだけで軍国主義者だとレッテルを貼られ差別弾圧を受けてきた若者の逆襲という側面と、反権力(権力にはサヨクメディア・サヨクプロ市民団体を含む)「カーニバル」という側面の一例でもあるかも。何一つ団体に帰属した思想的バックボーンも団体所属も動員もない「真なる市民活動」というものは、彼らの「常識」を大きく凌駕していたのかもしれない。だからただのヲチ2chねらーを「つくる会」と混同するばかりか、自身が「暴力による弾圧」に手を染めて現行犯逮捕されてしまった。まあサヨクの弾圧は今に始まったことじゃないけど。


「アレは動員されたサクラ」、なんて珍説も出てるがネット右翼呼ばわりされてもサクラで金もらえるなら俺も欲しい。ま、一応俺だって憲法基本書と行政法基本書を調べられれば左翼に属することになる*1んだろうがw。
面白いと思ったのは、同様に現地にいた賛成派と一緒にされたく無いという独立意識。「運動家」や「動員された団体」に対して、左右問わない拒否感と、そもそも団体や運動家の主張は全く胡散臭いシナリオに過ぎない、市民の声では到底あり得ないという達観。若い世代にとっては、結局のところ「やつらは戦後数十年跳梁跋扈していたにも拘わらず何一つ一般市民にとっての利益を生み出してこなかった、むしろ悪化させた、俺たちを弾圧した。特定団体と特定層にだけ甘い汁を吸わせる片棒を担ぎ、それに上の世代を利用してきた。そして末路が今」に過ぎないのだから。
もしかしたら「団体」や「運動家」の時代は終わろうとしているのかもしれない。真の意味での「草の根」が始まるのかもしれない。
ま、いずれにしてもすべての表現者自由権はある。それを認めようとしないサヨクは弾圧者以外の何者でもない。ただそれだけのことを理解するだけでもノンポリの市民の目は変わると思うんだけど。


しかしこの手の2ch的行動は、個人単位が「アンノウン」、誰一人面が割れているわけでも個人情報を握られているわけでもない不特定多数だから使える手段であって、すべてを握っている弾圧サヨクな大学当局相手や企業内部では使えないんだよなあ……w。握られていない=学外者・部外者ってことで口実与えてしまうし。

*1:法律文化社の「浦部, 森, 大久保」本所持、メイン基本書が世界思想社の長尾。前者はハッキリ言って人権はともかく統治についてはトンデモ本の部類だと俺は思う。読み物としての面白さは、法律書の中でも屈指。