ひ、否定でけん……orz

「オタクバッシング」つーか「オタク・マーケティング」?
(やじうまNow Reading! さん)

バイトがバイトだけに、マーケティングだの投資だの転職系だのといったどれ見ても同じことしか書いてなさげなくせにやたら寿命が短いわりに購入要求と数だけはあってうっとうしい(笑)「ビジネス書」*1というのに興味を持つことはあまり無いんだが、少し興味が湧いた。
たしかに「マーケティーズ」という手法はたしかにオタ周辺には非常に有効だと実証されてしまっている*2。完結編部分を分割して2年も出さないままでも潰れないでいるメーカーなんかある意味その具現だろうし。


で、なんで興味が湧いたかというとこの辺が理由だったりするあたりダメな私。

例えば、何でエロゲが儲かるか、ってことだけど。
今やエロゲを一口で語れる状況下には無いとしても、一部の「えっちシーンなんて邪魔だ」という作品群であっても、なんでエロゲの方がコンシューマよりも売れるのか、という問題があると思うんです。で、これは「18歳未満購入禁止」という制限や、もっと単純に「エロいものを買うという社会的背徳感」によって、購入することに対して困難が設置されているからじゃなかろうか?

同様に、オタクであり続けるということはそれだけで社会的な目によって制限が加わっているわけです。まぁ隠れるにせよ、正面から対峙するにせよ、それが困難であることに疑いは無いでしょ?
そんでもって、ダメと言われたことほどやりたくなる人間の心理というか、中学生でハードなAV持ってたら勇者として讃えられるであろうことを期待して危険に飛び込んでいくガキの心理というか、一部の人間にとってはそれらの背徳感が非常に魅力的に映ります。

この考察は別に正当性があるわけじゃないですけど、少なくとも性的なあれこれが社会的に抑圧されていることによって性的欲求を高めている、というのはわりと通説だと思いますし、この「ポストモダンマーケティング」にはこんな感じのマーケティーズもちゃんと載ってるぞ!

私は未だにエロマンガ雑誌とコバルト本誌ではコバルト本誌の方が抵抗無く買える20代男性*3なわけで、もしかしたら男性陣がマリ見て買うときにもこういう背徳的な物があるのかなと思った大バカモノだったり。少女メディアのボーイズラブやべたべたすぎるラブコメにも適用できるのかなこれ。

さて、その五項目はと言いますと…。それは言えません。言えませんよまったく! このサイトは原則ネタバレ厳禁なんですから! 知りたければ買って読んで!

早速実践とは恐れ入りました!

*1:159.*とか336.4とか338.1とか366.2とか673.3とかその辺な。

*2:近年オタ的な物を自己正当化し高尚な方向へ近づけることに悪戦苦闘してきた人たちからすれば、「顧客志向」それ自体が「受け手に媚びた閉じた世界の物」というマイナスイメージを招く物になってしまっているような気もするのはおくとしても。

*3:女性院生から「コバルトの方が恥ずかしいよ」と聞かされたときは正直凹んだ。