てめえら俺に不真面目な話をさせない気か！！！！（藁）

　以前、アキバレポ、一般人からのオタクについていくつか引用させて頂いたMake New Community?さんの１６日分より。
寝屋川の１７歳刃物少年、典型的な「ゲーム脳」
……まー、ネタニュースサイトZAKZAKだからまともな報道なんか期待しないけどさ。

折しも１９日には「ファミコンの生みの親」上村雅之教授のオープン講座があり、今日もひかわ氏と「ゲーム脳について質問するやつ絶対にいるぜ？」などと話していただけになんとも。
別に格闘ゲームやアクション系のゲームを否定するわけではないのだけれど、いわゆるところの「ゲーム脳」＝「ゲーム漬け生活は理性や道徳心を養う前頭前野をまひさせ、思考力が低下し、激情的でキレやすくなる」でまともにプレイできるゲームが実際どれほどあるのかなんてことはちょっと考えてみればわかるわけで、格ゲーやアクションのような反射神経ゲームにしたってゲーム脳じゃ無理だってことは『ロックマン』や『スペランカー』見れば明白だろうがよ、と（笑）。廃人生産機そのものだった『ファイアーエムブレム』なんてきっちり能力値と確定ダメージと経験値計算してやらないと論外だし（あーそーさ初回プレイじゃミシェイル葬る頃にはマルスのレベルがドラゴンナイトシーダと同じ数値だったさ（爆））、今時のアーケードは思考力抜きでやれるほど甘くねえよ。思考力低下でやれるゲームなんて実質的には「思考力がむしろ役に立たない」系列、つまりは『シャドウゲイト』か『マインドシーカー』くらいだろう（笑）*1。

それはそれとして、「思考力低下しててもできる」ゲームを（ネタ以外で）やってて面白いのか？　と私なんかは思うわけだ。それって実質（エロゲで言うところの）「作業ゲー」じゃん、ってこと。もちろんゲーセンで時間潰し（初代『電GO』の山陰上級は最高だったなあ……）やリハビリ、腕の維持、ウォーミングアップなんかで作業ゲーやることはある。しかし「作業でゲームやってて面白いのか？」という普通なら抱きそうな疑問が出てきてしまう。
最初からCG等コンプリートという終局が存在しているエロゲ、ADVは別にしても、それがゲームとして作られている以上、スコアであれタイムであれ、なんらかの向上要素は仕込んである。そうでなくては（特にアーケードではインカムという絶対的命題がある）長期間楽しむことはできないし、購入コストに見合わないわな。私だってタイム更新という高みと、店舗一位でアレな車をデモに登場させてやろうという向上心がなければ２年も『バトルギア３』やってないし。……まあバトルギアにはカスタマイズというやりこみ要素と、もうひとつおおっぴらにできない副次的要素があったりするが（苦笑）。
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で、だったらなんで思考力どうこうって話になるのか、なんてことを考え出すと、ゲーマーとしては「それって結局僻みじゃないか」ということになってくる。要するに自分ができないことを、相手を貶めることによって溜飲下げてるだけじゃないか。火蜂や最終防衛ラインやアークリミやボ帝ぶち倒してるプレイヤー見てギャラリーが「（人間じゃねえ……(((　゜д゜)))ザクグフゲルググ）」とやってるだけのこととどう違うんだ。クリアできないセンセイガタがクリアできるゲーマーに思考力で劣っていると認められないから反射神経という逃げ道を作って、それが優れていることを思考力が低下しているという後付の理由で貶めているだけじゃないか。みっともないったらありゃしない……と、いちゲーマーの私は思うわけだ。

ついでだが、なかでもアーケードゲーマーには不文律があるわな。
「寝言はせめてそこそこの腕になってから言え」といったようなやつが。
もっとも、店のレベルにもよるがな（笑）。

*1:わからない人はとりあえずググってみよう。笑撃的な世界がそこにある。