完全なる自爆と、「戦略としての」反日女性運動

従軍慰安婦問題、日本で新たな事実発見!?
 いつもの『週刊オブイェクト』さんより。
 

 悪質な女衒がいた、というだけでは何ら軍関与の証拠にはなりません。
 というよりも、この事実は戦時朝鮮半島女性研究の4つの視角のうち、日本寄りの視角への補強として使用できてしまいます。

 4つの視角とは、
・純粋に経済的売買春契約とする視角(いわゆるウヨク、コヴァ的視角)
・売買春契約ではあるが、「高利貸しと吉原」同様に業者と女性の間には合意による契約がない(日韓の一部ジェンダー研究者の視角)
・軍と業者に契約はあるが、軍側にその逸脱の程度が大きい
・100%暴力による支配である(いわゆるサヨク、「運動家」の視角)
 以上のように大まかに分類されるもの。業者による暴力的支配の証拠であるならば第二の視角への補強とはなっても最下段の視角にはなんら寄与しないわけです。まあその辺のことはうちが指摘するまでもなくあっちこっちが指摘しているから丸投げ。

 というか一番明確に解りやすいのはここだろう。【また】 慰安婦問題、新たな"資料"公表! 【自爆か】(カレーとご飯の神隠しさん)

 ここから先はあくまでも「極めて好意的な」シミュレーションですが。



 これだけ自爆が続いていて、捏造にも耐性を持ち、ソース付きで反抗する人々が増えた今、しかも先日の文書公開でトドメを刺された今、なぜまだ必死なのか、という点には疑問を持ってしまいます。乗せられてる、洗脳されてるような「ロボット三等兵」は論外としても、少なくとも「ただの強請り屋」ではない派閥、本気でジェンダーに絡んだ議論をしている派閥(仮に存在するとして)では、上層部は最低限の計算ができるブレーンを持っているはずだと思うのです……そこまでお馬鹿ではないと思うわけです。つまり、「強請ること以外に目的がある」という疑問を棄てきれない。
 意外と「真の敵は国内男性社会ではないか」と。

 半島の悪質な業者については何年か前の売春施設火災において監禁されたまま焼死した女性のことからも非常に大きな社会問題であると同時に、国家・社会全体としてもしばしばネットに登場する性犯罪の多さと悪質さ(タイムリーにも脳内会議中さんが2月3日分で列挙してくださっているので丸投げ)、あるいは警察官による性拷問事件、基地村が軍事主義に関する韓国の女性ジェンダー研究者の論文などを見ても、「女性に対する抑圧性・暴力性」が蔓延していることは否定不可能です(先日のソウル大教授はこの点を指摘し、未だに売買春に依存する一部経済・社会を批判したはずなのに活動家による意図的曲解と誘導により潰された模様。また、先日の売春禁止法反対デモも業者の動員説あり)。

 「強請り屋」ではない「マジ派閥」が真の標的とするのがこれらであった場合、政府や社会、あるいはこれら構造に疑問を持たない一部女性から言論弾圧を受けない形で民衆(女性)の意識だけを高揚させる手段としてお手軽なのが日本です。日本を悪者にしておけば政府の弾圧はもちろん一部女性の反発もない形で「女性の『人権』」意識を高揚させられる。なにしろ言論の自由が存在しない国です。目標選定にしても、現在進行形の「対・米兵犯罪」で運動を展開すれば「無関心」女性が多数出る一方で、「日帝憎しニダ」にしておく方が普遍性があり、戦略的にも有効ですから。
 ところが悪い時期に条約議事録が公開され、北朝鮮との関係上、現時点で自国政府に牙をむけるわけにはいかなくなってしまった。故になんとかして自国への一斉攻撃を抑止しなくてはならない。その結果「日本に対して必死だなゲラ」状況になっているのではないかと邪推。
 世代交代が進行する中で反日意識が低下し、人権意識・平等意識がそれにとってかわるとき、若い世代を中心として国内男性社会にその牙を解き放つ…………もちろんこれは9割9分9厘あり得ない左翼の味方をするよりも困難な火葬(もはや妄想)ですが。マジ派閥で内ゲバ起きたらそれまでだし、つか多分起きるし。

 もちろん示威行動の標的にされた方はたまったものではない!!わけだがな。
 証拠能力ある物的証拠が出てこない以上まるっと放置しつつ、マジフェミニスト派閥の今後を生暖かい目で(1厘を期待しつつ)見守るとしますか。