ヘストンはカッコイイ。

 んなことしている場合じゃないのに『ベン・ハー』見てしまった……。
 今のアメリカはこれだけの映画は作れないだろうなあ…。大人数アクションは全部CGまかせになるってだけでも萎え。アリアス凱旋にしても戦車レースにしても。
 中でも凄いと思ったのは戦車レース直前、4頭立ての戦車が横一列に並んでコースを周回するシーン。シンメトリカルな動きが鳥肌もの。ステージドリルとかマーチングとか、そういうのが大好きな私には堪えられない。
 このシーンとか大人数行進とか、あるいは自衛隊音楽隊や儀仗隊のドリルとかの動きを見慣れると、大学内の研究棟入り口付近でガラスに自分映して往来妨害しているナルバカどもはおろか、筋肉大学ゆえのバカイベントでおなじみチアリーダーの挙動さえバラバラでゴミクズ同然。
 シンメトリカルという点で面白いのは、宝塚の中堅クラスの挙動。下っ端の脚がびしっと揃っているのに対して、5〜6人規模で出てくる中堅クラスは腕、首、立ち位置と揃える場所が増加し結果としてバラバラになるという事実。