出戻りユーモアミステリ読者とラノベ読者

近年のメディアワークス文庫系作品にふた昔前のいわゆる「ユーモアミステリ」的なものや時かけ世代には懐かしいSFが多いせいか、それともミステリ作家の引退・逝去による読者の飢餓感か、わりに高齢読者がいるような気がする。

まさか母と私の親子二代で暗夜鬼譚や憐を読むことになるとは思わなかった。
私をラノベ的なものやキャラ系ミステリに引き込んだ元凶は母なので、まさに因果は巡る糸車。

天河伝説殺人事件(上) (角川文庫)

天河伝説殺人事件(上) (角川文庫)

で、母が持って行ってもいいように青春もの、現代ものジュブナイルやユーモアミステリテイストのものをメイン本棚からサブのカラーボックスにまとめてあるのだが、瀬川『聖霊狩り』野村『文学少女』麻生『私立探偵』古橋『ある日爆弾が落ちてきて』とかにまぎれて、綾里『アリストクライシ』、甲田『断章のグリム』、藤原『アカイロ/ロマンス』今野『マリア様がみてる』あたりも平然と並べてあるので自分の育て方が間違ってたことに気付くのはそう遠くない気がするwwwww

久しぶりに

 帯はほのぼのだけど、中身はSFで、あと泥棒猫枠。「アースリバース」のイザベルを思い出す修羅場にハァハァ(死語)。

フラグは粉砕するもの

ショコラと魔法使い (角川ビーンズ文庫)

ショコラと魔法使い (角川ビーンズ文庫)

なぜそこで冷静になるかなあ!
シケイン抜けて最終コーナー立ち上がりでスロットル全開、ホームストレートに飛び込んだところでフルブレーキング!!!
…すがすがしいまでのフラグ粉砕。チャラくも俺様でもない相手役は俺的好感度高いんだが、ひさしぶりに「もういいヤっちまえ俺が許す!!!」ですわ。

表紙みる限りスヴェンが不憫枠。しかし中身はいつもの人が不憫。
合理的すぎたのが悲劇の種だが、どうにも悪役とはみられんのがラノベの読者層たる「小説を娯楽とする教育水準と知的水準のよいこ」というところか。

また開拓病

うちのメイドは不定形

うちのメイドは不定形

積み込み。

 ハーフクラウン、やっぱり打ち切りかね……?
 なんかもう最近はまる作品はまる作品次々と打ち切りになってしまってウヘァ……って感じだわ。